厳秘げんぴ)” の例文
いまそこの金庫へ入れた革袋の中にあるとばかり思っていた「厳秘げんぴ」の二書を、エリク・ヘンダスンが持って来て、眼の前へ突きつけたのだ。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
この機密が漏洩ろうえいすることを極端におそれるのです。さっきも念を推しておいたが、このことは誰に対しても厳秘げんぴ
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかし、これとて、その釉薬ゆうやく築窯ちくよう火法かほう、みな厳秘げんぴらすまじきものとなって、洩らしたものははりつけおきてである。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カイゼルの批准ひじゅんを得た草稿を帯びて、厳秘げんぴのうちに、独立特務機関の有数な一細胞が、ベルリンを出発する。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
その頃、鎌倉への聞えに対し、厳秘げんぴにされていたが、平家方の内部には、致命的な憂いが起っていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)