“げんぴ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
厳秘80.0%
玄秘20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、これとて、その釉薬ゆうやく築窯ちくよう火法かほう、みな厳秘げんぴらすまじきものとなって、洩らしたものははりつけおきてである。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カイゼルの批准ひじゅんを得た草稿を帯びて、厳秘げんぴのうちに、独立特務機関の有数な一細胞が、ベルリンを出発する。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
口伝くでん玄秘げんぴの術として、明らかになっていないが、医術と、祈祷きとうとを基礎とした呪詛じゅそ調伏ちょうぶく術の一種であった。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)