“漏洩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうえい93.8%
もれ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全員は各室を駆けまわり、すこし惜しかったけれど、漏洩ろうえいのある部屋はどんどん捨てて、それより手前の密閉戸を下ろしていった。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
毛沼博士が眼を覚まして鍵をかけたとすると、その時にシュッシュッという音を発して、異様な臭気を発散しているガスの漏洩ろうえいに気がつかないであろうか。
血液型殺人事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
現に知名の士で、ストーブの瓦斯漏洩もれから、死んだ人も一二ある。だが、私には毛沼博士の死が、どことなく不合理な点があるような気がするのだった。
血液型殺人事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)