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厭忌
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えんき
ふりがな文庫
“
厭忌
(
えんき
)” の例文
或時は露骨に叙し、或時は一種厭味の装飾を用うるを要す。語を
更
(
か
)
へて言はば、多数素人へのあてこみは少数
黒人
(
くろうと
)
の最も
厭忌
(
えんき
)
する方法を取らざるべからず。
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
然るも吾人の輸入を
厭
(
いと
)
ふは、攘夷といへる一般の
厭忌
(
えんき
)
にあらずして、攘偽文明といへる特種の性質を帯びて
一種の攘夷思想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
すなわち、この家系に属する人は、よくこれをして
厭忌
(
えんき
)
するところの人に
憑
(
つ
)
かしむという。かくのごとき狐に憑かれたる人の言行は、すこぶる奇怪なるものあり。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
専制の政体を
厭忌
(
えんき
)
し、公平無私なる、立憲の政体を希望し、新紙上に掲載し、あるいは演説にあるいは政府に請願して、日々専制政治の不可にして、日本人民に適せざる事を
注告
(
ちゅうこく
)
し
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
ややもすれば物質的快楽を
厭忌
(
えんき
)
すること、その度に過ぐるがごとき弊なきにあらざりしも、高尚優美の風致を愛するに至っては、君子国の名に恥じざるところありき。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
“厭忌”の意味
《名詞》
嫌がり、嫌うこと。
(出典:Wiktionary)
厭
漢検準1級
部首:⼚
14画
忌
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
“厭”で始まる語句
厭
厭味
厭気
厭世
厭々
厭悪
厭世的
厭世観
厭離
厭勝