卯三郎うさぶろう)” の例文
江戸の薩州屋敷には肥後七左衛門ひごしちざえもん南部弥八なんぶやはちなど云う人が様々周旋の末、これは清水卯三郎うさぶろうしっはしないかと思いついて、清水の処に尋ねに来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「当家主人、卯三郎うさぶろう、お見知り置かれくだされますよう」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ソコで私も脇屋卯三郎うさぶろうがいよ/\殺されたと云うことを聞てひどく恐れた、その恐れたと云うのはほかではない、明君云々うんぬんいっけの話でかれが伝馬町の牢に入れられて殺されて仕舞た
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)