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卯辰山
ふりがな文庫
“卯辰山”の読み方と例文
読み方
割合
うたつやま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うたつやま
(逆引き)
欄に
倚
(
よ
)
りて伸上れば半腹なる尼の
庵
(
いおり
)
も見ゆ。
卯辰山
(
うたつやま
)
、霞が峰、
日暮
(
ひぐらし
)
の丘、一帯波のごとく連りたり。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
卯辰山
(
うたつやま
)
の山の
端
(
は
)
にあって、霞を
絡
(
まと
)
い、霧を吸い、月影に姿を開き、
雨夜
(
あまよ
)
のやみにも
灯
(
ともし
)
一つ、百万石の昔より、
往来
(
ゆきき
)
の旅人に袖をあげさせ、手を
翳
(
かざ
)
させたものだった、が、今はない。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
胎毒
(
たいどく
)
ですか、また案じられた
種痘
(
うえぼうそう
)
の頃でしたか、
卯辰山
(
うたつやま
)
の下、あの
鶯谷
(
うぐいすだに
)
の、中でも奥の寺へ、祖母に手を
引
(
ひか
)
れては参詣をしました処、山門前の坂道が、両方
森々
(
しんしん
)
とした
樹立
(
こだち
)
でしょう。
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
卯辰山(うたつやま)の例文をもっと
(4作品)
見る
“卯辰山”の解説
卯辰山(うたつやま)は、石川県金沢市にある山である。金沢城から見て東(卯辰の方角)に位置することから名づけられたとの説があるが、卯辰の方角には位置していない。宇多須山(うたすやま)、向山(むかいやま)、夢香山(むこうやま)、臥竜山(がりゅうざん)、春日山(かすがやま)等多数の別名がある。卯辰山一帯は「卯辰山公園」として整備されている(日本の歴史公園100選)。
(出典:Wikipedia)
卯
漢検準1級
部首:⼙
5画
辰
漢検準1級
部首:⾠
7画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
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