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南麓
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なんろく
ふりがな文庫
“
南麓
(
なんろく
)” の例文
彼等は数時間の後には八ヶ岳の
南麓
(
なんろく
)
を通過し、彼の妻のいる療養所の赤い屋根を車窓から見ようとおもえば見ることも出来るのだ。……
菜穂子
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
にも
関
(
かか
)
わらず、この時すでに、
南麓
(
なんろく
)
の広瀬方面を突破して来た秀吉の諸勢は、先を争って、山へ取ッついていた。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
富士山の
南麓
(
なんろく
)
地方には、これをまたウマノゴック、あるいはウマノオコワ(馬の
強飯
(
こわめし
)
)という名もある。ゴックは
御供
(
ごくう
)
で神に供える飯、即ちまた強飯のことだという。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
そこから虚空蔵(山)の
南麓
(
なんろく
)
をまわり、白石川を渡って、沼辺村の山へはいるのが例であった。
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
彼は実に天保元年八月四日を以て、萩城の東郊松下村護国山の
南麓
(
なんろく
)
に生る。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
麓
常用漢字
中学
部首:⿅
19画
“南”で始まる語句
南
南瓜
南京
南無阿弥陀仏
南無
南風
南蛮
南部
南天
南無三