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半兵衛
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はんべえ
ふりがな文庫
“
半兵衛
(
はんべえ
)” の例文
「わたくしは
一番
(
いちばん
)
ヶ
瀬
(
せ
)
半兵衛
(
はんべえ
)
の
後家
(
ごけ
)
、しのと申すものでございます。実はわたくしの
倅
(
せがれ
)
、
新之丞
(
しんのじょう
)
と申すものが大病なのでございますが……」
おしの
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
だが、余計な口を光枝に対してきこうものなら、たいへんなことになることが
予
(
かね
)
て分っていたから、誰も彼も、一応知らぬ
半兵衛
(
はんべえ
)
を
極
(
き
)
めこんでいたことである。
什器破壊業事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
自動車が衝突した時見舞の返書に
富田塞南
(
とんださいなん
)
と書いて来た事もあった。次に録する手紙に
半兵衛
(
はんべえ
)
とあるのは「
口舌八景
(
くぜつはっけい
)
」を
稽古
(
けいこ
)
していたためとまた芸者小半の事にかかわっているからであろう。
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
いまさら帰らぬことながら、わしというものないならば、
半兵衛
(
はんべえ
)
様もお通に
免
(
めん
)
じ、子までなしたる
三勝
(
さんかつ
)
どのを、
疾
(
と
)
くにも呼び入れさしゃんしたら、半七さんの身持も直り、ご勘当もあるまいに……
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
(羽柴筑前の熱心は、ついに
臥龍
(
がりょう
)
半兵衛
(
はんべえ
)
を、自己の陣営へひき込んだ)
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
わたくしの夫、
一番
(
いちばん
)
ヶ
瀬
(
せ
)
半兵衛
(
はんべえ
)
は
佐佐木家
(
ささきけ
)
の
浪人
(
ろうにん
)
でございます。しかしまだ一度も敵の前に
後
(
うし
)
ろを見せたことはございません。
おしの
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
衛
常用漢字
小5
部首:⾏
16画
“半兵衛”で始まる語句
半兵衛重治
半兵衛ゟ