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匙加減
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さじかげん
ふりがな文庫
“
匙加減
(
さじかげん
)” の例文
資本
(
もとで
)
に初めし
醫者家業
(
いしやかげふ
)
傷寒論
(
しやうかんろん
)
は
讀
(
よめ
)
ねども
醫
(
い
)
は
位
(
ゐ
)
なりとて
衣服
(
いふく
)
で
驚
(
おど
)
かし馬鹿にて付る藥
迄
(
まで
)
舌
(
した
)
三寸の
匙加減
(
さじかげん
)
でやつて
退
(
のい
)
たる御醫者樣も
斯
(
か
)
う成ては
長棒
(
ながぼう
)
の
駕
(
かご
)
より
命
(
いのち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
薬箪笥
(
くすりだんす
)
の
小抽斗
(
こひきだし
)
を抜いては、机の上に紙を並べて、調合をするですが、先ずその
匙加減
(
さじかげん
)
が
如何
(
いか
)
にも
怪
(
あや
)
しい。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「だから、医者というやつも、貴賤貧富によって、
匙加減
(
さじかげん
)
があってはならねえのだ……」
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
感傷転換をやるほどの
匙加減
(
さじかげん
)
はあってしかるべきものを、もう取返しがつかない。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“匙加減”の意味
《名詞》
薬を調合する加減。転じて、手加減、手ごころ。
(出典:Wiktionary)
“匙加減”の解説
『匙加減』(さじかげん)とは、古典落語の演目の一つである。
(出典:Wikipedia)
匙
漢検準1級
部首:⼔
11画
加
常用漢字
小4
部首:⼒
5画
減
常用漢字
小5
部首:⽔
12画
“匙”で始まる語句
匙
匙投
匙鍬
匙鋤
匙庵老