北国ほつこく)” の例文
旧字:北國
悲しい其夜そのよが明けますと北国ほつこくの皇太子は家来を大勢連れての野原へ狩猟に来ましたがやがてくさむらの中にねむつてるお玉を見つけての美しいのに驚いて眼のさめるのを待つて身の上を
金銀の衣裳 (新字旧仮名) / 夢野久作(著)
四月だといふのにまだ雪の深い北国ほつこくへかへるおまへは
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)
四月の北国ほつこくはうれしい
果実このみ青物あをもの北国ほつこく
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
北国ほつこく郊野かうやの林檎
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)