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化性
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けしょう
ふりがな文庫
“
化性
(
けしょう
)” の例文
その深さが何万尺あるか測られない、この中に何か
潜力的
(
ポーテンシアル
)
な、巨大な物が潜んでいる、そうして生物を圧迫する——
化性
(
けしょう
)
の
蝙蝠
(
かわほり
)
でも舞い出そうだ。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
その団体が才蔵を目掛け
紛々翩々
(
ふんぷんへんぺん
)
と飛びかかるのであったが、その数ほとんど限りない上に、いずれも
化性
(
けしょう
)
のものだけに打たれても叩かれても死のうとはしない。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
お初どのとやら、そなたは、一時、あの河原者の容色に、迷われたとかいうことだが、
女子
(
おなご
)
の身で、あやつのような
化性
(
けしょう
)
のものに近づけば、いずれ、魂を
蕩
(
とろか
)
され、生き血を
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
「如何なる悪魔
化性
(
けしょう
)
の者と
雖
(
いえ
)
ども、私の
祷
(
いの
)
りに退散しないという事は無い」
新奇談クラブ:03 第三夜 お化け若衆
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
鮮やかな白さを失って、灰に
化性
(
けしょう
)
したようになって、谷の隈に捨てられている、昨日通った槍ヶ岳の山稜から、穂高岳へとかけて大きく彎曲した、
雁木
(
がんぎ
)
のようなギザギザの切れ込みまでが
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
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「ところが、それが、あの
化性
(
けしょう
)
もの奴の不敵なところだ」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
“化性”の意味
《名詞》
昆虫が一年間に決まった数の世代を繰り返す性質。
(出典:Wiktionary)
化
常用漢字
小3
部首:⼔
4画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“化”で始まる語句
化
化粧
化物
化身
化石
化膿
化鳥
化生
化転
化現