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刺違
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さしちが
ふりがな文庫
“
刺違
(
さしちが
)” の例文
代りて酌する彼の想は、
吾手
(
わがて
)
男の
胸元
(
むなもと
)
に
刺違
(
さしちが
)
ふる
鋩
(
きつさき
)
を押当つるにも似たる苦しさに、
自
(
おのづ
)
から
洩出
(
もれい
)
づる声も打震ひて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ああ、皆自分が悪かったので、人を怨んでは済まないが、私は今でも此男に逢うと、何とも言えぬ厭な心持になる。儘になるなら
刺違
(
さしちが
)
えて死で了いたく思う事もある。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
一、
要諫
(
ようかん
)
一条に付き、事遂げざるときは鯖江侯と
刺違
(
さしちが
)
えて死し、警衛の者要蔽する時は打払うべきとの事、実に吾がいわざる所なり。
然
(
しか
)
るに三奉行
強
(
し
)
いて書載して
誣服
(
ふふく
)
せしめんと欲す。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
私と
刺違
(
さしちが
)
えるつもりで、あんな事をしたに違いないと思います。
衝突心理
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
刺
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
違
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“刺”で始まる語句
刺
刺戟
刺繍
刺青
刺身
刺客
刺殺
刺子
刺史
刺々