“要諫”の読み方と例文
読み方割合
ようかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これより先九月五日、十月五日両度の吟味に吟味役までつぶさに申立てたるに、死を決して要諫ようかんす、必ずしも刺違え、切払い等の策あるにあらず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ただ彼は時に死よりも重きものあるを観、これを成さんがために死をも辞せざりしなり。しかれば彼は要撃ようげきの事をも、中頃に至って要諫ようかんとはいいえたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ここにおいて鯖江侯要撃ようげきの事も要諫ようかんとはいい替えたり。また京師往来諸友の姓名、連判諸氏の姓名等、成るべくだけは隠して具白せず。これ吾後人こうじんのためにする区々の婆心なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)