とど)” の例文
これがあん子にとつて兩親であるといふふかい考へにはとどかないで、どの往來の人達よりも親しいといふ漠然たる考へを持つただけであつた。
神のない子 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
その笛の音いろのとどかんところには
忘春詩集:02 忘春詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)