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別様
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べつよう
ふりがな文庫
“
別様
(
べつよう
)” の例文
例えば
浄瑠璃
(
じょうるり
)
の「十二段
草子
(
そうし
)
」は、ほとんと『義経記』と同じころに今の形が整うたものかと思うのに同じ話がもう
別様
(
べつよう
)
に語り伝えられ
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
と風のなかに遠くほえるようないんいんたる
別様
(
べつよう
)
のひびきが耳をうつ。それは森をへだてておこるようだ。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
夜になって此方は真暗な路地裏から表通の燈火を見るが如きはいわずともまた
別様
(
べつよう
)
の興趣がある。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そのうえに袷の
重
(
かさ
)
ね
着
(
ぎ
)
が追々と無くなって、中綿がたっぷりと入れられるようになれば、また
別様
(
べつよう
)
の肩腰の丸味ができてくる。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
歌麿が晩年(文化の頃)における「
道行
(
みちゆき
)
」の諸板画と春信の作とを比較する時、吾人はまづ
異
(
ことな
)
れるこの二種の芸術を鑑賞せんには全然
別様
(
べつよう
)
の態度を取らざるべからざる事に心付くべし。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“別”で始まる語句
別
別嬪
別離
別荘
別墅
別棟
別段
別懇
別々
別人