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初音町
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はつねちょう
ふりがな文庫
“
初音町
(
はつねちょう
)” の例文
今日も風のない
好
(
い
)
い天気である。
銀杏
(
いちょう
)
の落葉の散らばっている敷石を踏んで、大小種々な墓石に掘ってある、知らぬ人の名を読みながら、ぶらぶらと
初音町
(
はつねちょう
)
に出た。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
初音町
(
はつねちょう
)
辺の裏にいた時に尋ねて行きましたら、ずいぶんひどい家にいました。それでもはつが住めば綺麗になるので、よく片附いた部屋で、茶を入れて出してくれました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
彼女の
家
(
うち
)
は、横浜の、太田
初音町
(
はつねちょう
)
の高台にあって、彼女の書斎の二階からも、下の広間の椽側からも、
関内
(
かんない
)
のいらかを越して、海が遠くまで見えるのを思ったりしながら、わたしは
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
谷中
(
やなか
)
の秋の夕暮は淋しく、江戸とは名ばかり、このあたりは
大竹藪
(
おおたけやぶ
)
風にざわつき、
鶯
(
うぐいす
)
ならぬむら
雀
(
すずめ
)
の
初音町
(
はつねちょう
)
のはずれ、薄暗くじめじめした露路を通り抜けて、額におしめの
滴
(
しずく
)
を受け
新釈諸国噺
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
鶯谷
(
うぐいすだに
)
、
日暮里
(
ひぐらしのさと
)
、
初音町
(
はつねちょう
)
と風流な名まえがついている。
江戸前の釣り
(新字新仮名)
/
三遊亭金馬
(著)
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宿は
下谷区
(
したやく
)
初音町
(
はつねちょう
)
の知人の家に泊っていたという。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“初音町”の解説
初音町(はつねちょうarea)は、神奈川県横浜市中区の町名。現行行政地名は初音町1丁目から初音町3丁目(字丁目)。住居表示未実施区域。
(出典:Wikipedia)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“初音”で始まる語句
初音
初音屋
初音館