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出来
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でく
ふりがな文庫
“
出来
(
でく
)” の例文
旧字:
出來
父はじろりと母を見てからからと笑いながら「なあ難波君、学問の
出来
(
でく
)
る
細君
(
おくさん
)
は持つもんじゃごわはん、いやさんざんな目にあわされますぞ、あはははは」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
町人や百姓と伍して食物を
漁
(
あさ
)
り合わねばならぬ、犬猫同然の国民平等の世界に、一日でも我慢が
出来
(
でく
)
るか……とか何とか云って鼻の頭をコスリ上げている。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そしたら、今日、この悲しい、はかない事に
出来
(
でく
)
わしました。私はこれも運命と存じて居ります。
錦木
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
われらが作る所の歌は
固
(
もと
)
より歌の一部分と見てもよろしく、半部分と見てもよろしく、これらの外に万葉調の歌にて善き者も
出来
(
でく
)
べく、古今調の歌にて善き者も出来べく、
将
(
は
)
た古人の調にもあらず
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
卿
(
おまえ
)
にうつる、子供が
出来
(
でく
)
る、子供にうつる、浪ばかいじゃない、大事な主人の
卿
(
おまえ
)
も、の、大事な
家嫡
(
あととり
)
の子供も、肺病持ちなッて、死んでしもうて見なさい、川島家はつぶれじゃなッかい。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“出来”で始まる語句
出来栄
出来上
出来事
出来損
出来合
出来星
出来悪
出来秋
出来難
出来心