“処決”の読み方と例文
読み方割合
しょけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに、まだ大講会だいこうえ第三日の試合しあい明日あすにのこっていることゆえ、咲耶子の身を処決しょけつするのは、あしたにのばしてもさしつかえあるまい。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
君は? と聴き返すと、今日校長室で、まことに気の毒だけれども、事情やむをえんから処決しょけつしてくれと云われたとの事だ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すなわち徳川家が七十万石の新封しんぽうを得てわずかにそのまつりを存したるの日は勝氏が断然だんぜん処決しょけつすべきの時機じきなりしに、しかるにその決断ここに出でず、あたかも主家を解散かいさんしたるその功を持参金じさんきんにして