“しょけつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
処決80.0%
所決20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち徳川家が七十万石の新封しんぽうを得てわずかにそのまつりを存したるの日は勝氏が断然だんぜん処決しょけつすべきの時機じきなりしに、しかるにその決断ここに出でず、あたかも主家を解散かいさんしたるその功を持参金じさんきんにして
城主の半兵衛が、病をおかして帰って来たのは、安土の命もだしがたく、自分らのり育てている松千代の処決しょけつに見えられたものにちがいないということも、さすがに直感して
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
現実と理想の衝突、——それでもまだ不充分でした。私はしまいにKが私のようにたった一人でさむしくって仕方がなくなった結果、急に所決しょけつしたのではなかろうかと疑い出しました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)