“冷冷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひえびえ33.3%
ひやひや33.3%
れいれい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平三郎は刀の異状に力を得て、若党と三人で松明たいまつけて庭の隅隅すみずみを調べて廻った。曇った空に鬼魅きみ悪い冷冷ひえびえする風が出ていた。庭には何の異状もなかった。
水面に浮んだ女 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それはもう八月の末で、夏の日の短い北國の自然はいつとなく寂しく秋めいて、海から吹き流れてくる風も冷冷ひやひやと肌寒かつた。
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
溪雲漠漠水冷冷 溪雲けいうん漠漠ばくばくたり 水冷冷れいれいたり
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)