其翼そのはね)” の例文
あれが、かあ/\いてひとしきりしてしづまると其姿そのすがたえなくなるのは、大方おほかた其翼そのはねで、ひかりをかくしてしまふのでしやう、おほきなはねだ、まことにおほきつばさだ、けれどもそれではない。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)