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其寐惚顏
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そのねぼけがほ
ふりがな文庫
“
其寐惚顏
(
そのねぼけがほ
)” の例文
イワン、デミトリチはふと
眼
(
め
)
を
覺
(
さま
)
し、
脱然
(
ぐつたり
)
とした
樣子
(
やうす
)
で
兩
(
りやう
)
の
拳
(
こぶし
)
を
頬
(
ほゝ
)
に
突
(
つ
)
く。
唾
(
つば
)
を
吐
(
は
)
く。
初
(
はじ
)
め
些
(
ちよつ
)
と
彼
(
かれ
)
には
前院長
(
ぜんゐんちやう
)
に
氣
(
き
)
が
付
(
つ
)
かぬやうで
有
(
あ
)
つたが
施
(
やが
)
て
其
(
そ
)
れと
見
(
み
)
て、
其寐惚顏
(
そのねぼけがほ
)
には
忽
(
たちま
)
ち
冷笑
(
れいせう
)
が
浮
(
うか
)
んだので。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
寐
漢検1級
部首:⼧
12画
惚
漢検準1級
部首:⼼
11画
顏
部首:⾴
18画
“其寐”で始まる語句
其寐臺