“入毛”の読み方と例文
読み方割合
いれげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当世風の厚化粧入毛(いれげ)沢山の庇髪(ひさしがみ)にダイヤモンドちりばめ女優好みの頬紅さしたるよりも洗髪(あらいがみ)に湯上りの薄化粧うれしく思ふ輩(やから)にはダリヤ
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
人間の頭へは決して鱗の逆に向た毛の生(はえ)る者では有りません、何(ど)の様な事が有(あっ)ても生(はえ)た儘の毛に逆髪(さかげ)は有ません、然るに此三本の内に一本逆毛(さかげ)が有るとは何故でしょう即ち此一本は入毛(いれげ)です
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
彼女が白粉と紅(べに)と入毛(いれげ)と擬造(まがひ)の宝石とを以て、破壊の「時」と戦へる其の面(おもて)は孤城落日の悲壮美を示さずや。
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)