トップ
>
入棺
>
にゅうかん
ふりがな文庫
“
入棺
(
にゅうかん
)” の例文
平次は井戸端をそれくらいにして、家の中へ入って、いちおう通夜の衆を
退
(
の
)
かせると、
入棺
(
にゅうかん
)
してある仏様を調べました。
銭形平次捕物控:320 お六の役目
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
死骸には
甲冑
(
かっちゅう
)
を着せ、太刀を
佩
(
は
)
かせ、六具を
纏
(
まと
)
うて
厳
(
いか
)
めしく武装した
身装
(
みなり
)
で
入棺
(
にゅうかん
)
したとのことである。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お楽は
漸
(
ようや
)
く涙をおさめて、三人を奥へ案内しました。幸い
入棺
(
にゅうかん
)
したばかり、白布を取って
蓋
(
ふた
)
を払うと、早桶の中に、洗い
浄
(
きよ
)
められたお菊の死骸が、深々とうずくまっております。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お君の死骸はこのとき親類方や御近所の衆の手を借りて、
入棺
(
にゅうかん
)
されるところでした。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「有難う、そう思ってまだ
入棺
(
にゅうかん
)
もさせずにあるんだ。まア見てくれ」
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“入棺”の意味
《名詞》
故人などの遺骸を棺に入れること。納棺。
(出典:Wiktionary)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
棺
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
“入”で始まる語句
入
入用
入口
入牢
入来
入水
入込
入交
入日
入相