“入来(いら)” の例文
旧字:入來
『御医者様が入来(いら)ッしゃるとお水を下さる』そんなこと言って欺(だま)しましたら、漸(ようや)くそれで温順(おとな)しく成ったところなんですよ……
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「一寸御使にやって来たんです。明日は私の家で御待申していますから、何卒(どうか)御話に入来(いら)しって下さい」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
貴方がたが入来(いら)ッしゃるちょっと前に、房ちゃんが肩掛を冠(かぶ)って踊って見せたんですよ。その時菊ちゃんも可笑(おか)しがって笑って——『可笑しな房ちゃん!』なんて。
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「月でも更(かわ)りましたら、御緩(ごゆっく)り入来(いら)しって下さい」と正太は叔父叔母の顔を見比べて
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「菊ちゃん、御医者様が入来(いら)ッしゃるよ」
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)