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先廻
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さきまわ
ふりがな文庫
“
先廻
(
さきまわ
)” の例文
すると、そいつは、僕らの
先廻
(
さきまわ
)
りして、高梨家に帰り、いつ襲撃されてもさしつかえないように用意をするかもしれません
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
例えばアイヌ人の
誰
(
だれ
)
かが山へ
姥百合
(
うばゆり
)
を
掘
(
ほ
)
りに行くとしますと、そこは神様のことですから、いつの間にかちゃんとそれを知ってしまって、
先廻
(
さきまわ
)
りをするのです
蕗の下の神様
(新字新仮名)
/
宇野浩二
(著)
それとこれとは結局同じことではないのか? いや、そう
先廻
(
さきまわ
)
りをされては、話がこんがらかって困る。
チェーホフ序説:――一つの反措定として――
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
休息の地のないままに一夜
泥濘
(
でいねい
)
の中を歩き通したのち、翌朝ようやく丘陵地に
辿
(
たど
)
りついたとたんに、
先廻
(
さきまわ
)
りして待伏せていた敵の主力の襲撃に
遭
(
あ
)
った。人馬入乱れての
搏兵
(
はくへい
)
戦である。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
話し相手の言おうとしていることを、みな
先廻
(
さきまわ
)
りして言ってしまうようなところがあった。
暗黒星
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“先”で始まる語句
先
先刻
先方
先生
先達
先鋒
先日
先祖
先途
先手