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僮僕
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どうぼく
ふりがな文庫
“
僮僕
(
どうぼく
)” の例文
公子二人は美服しているのに、温は独り汚れ
垢
(
あか
)
ついた
衣
(
きぬ
)
を着ていて、
兎角
(
とかく
)
公子等に
頤使
(
いし
)
せられるので、妓等は初め
僮僕
(
どうぼく
)
ではないかと思った。
魚玄機
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
それから、
僮僕
(
どうぼく
)
の一人に云ひつけて、酒を入れた素焼の瓶を一つ、劉の枕もとへ持つて来させた。
酒虫
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
五分苅では無い五分生えに生えた頭の十八か九の書生のやうな
僮僕
(
どうぼく
)
のやうな若僧が出て来た。
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
「田氏か。あれは有名な富豪だろう。召使っている
僮僕
(
どうぼく
)
も数百人に及ぶと聞いているが」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして
僮僕
(
どうぼく
)
に
啗
(
くら
)
わしめて、玄機の林亭にいることを知った。夫妻は反目した。ある日岳父が
婿
(
むこ
)
の家に来て李を面責し、李は遂に玄機を
逐
(
お
)
うことを誓った。
魚玄機
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
五分苅
(
ごぶがり
)
ではない五分
生
(
ば
)
えに生えた頭の十八か九の書生のような
僮僕
(
どうぼく
)
のような若僧が出て来た。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
中には玄機の美しいことを聞いて、名を索書に
藉
(
か
)
りて
訪
(
と
)
うものもある。ある士人は酒を携えて来て玄機に飲ませようとすると、玄機は
僮僕
(
どうぼく
)
を呼んで、その人を門外に
逐
(
お
)
い出させたそうである。
魚玄機
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
下人
僮僕
(
どうぼく
)
の手兵ようの者も有って、勢力を実現し得るのであった。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“僮僕”の意味
《名詞》
男の子の召使い、僕。
(出典:Wiktionary)
僮
漢検1級
部首:⼈
14画
僕
常用漢字
中学
部首:⼈
14画
“僮”で始まる語句
僮
僮子
僮兒