傍目よそめ)” の例文
御本人、そうとも口へ出して言われませなんだが、それから何んとなくふさぎ込むのが、傍目よそめにも見えたであります。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
火をく、味噌みそる、魚鳥ぎょちょうを料理する、男世帯おとこじょたいの目つらをつかむ勝手元の忙しさを傍目よそめに、関翁はじめ余等一同、かわる/″\川畔かわばたに往って風呂の馳走ちそうになる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)