“偶(ひよい)” の例文
三人のうちで、一番丈(たけ)の高いお山と云ふ女が偶(ひよい)と振顧(ふりむ)くと、『可厭(いや)だよ。誰かと思つたらお大なんだよ。』と苦笑(にがわらひ)しながら罰(ばつ)が惡いと言ふ體(てい)で顏を見る。
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)