“偶然性”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ぐうぜんせい	50.0%
アクシデンテ	50.0%

ぐうぜんせい

〕けわしい二つの稜（りょう）を持（も）ち、暗（くら）くて雲かげにいる。少し名前に合わない。けれどもどこかしんとして春の底（そこ）の樺（かば）の木の気分はあるけれどもそれは偶然性（ぐうぜんせい）だ。よくわからない。みちが二つに岐（わか）れている。

台川 (新字新仮名) ／ 宮沢賢治(著)

アクシデンテ

真名古という人間は、かつて一度もそんな偶然性（アクシデンテ）なんか信用しない男だった。それなのに、今度はあんな赤ン坊の片言に首ッたけになって、見当違いな大騒ぎをやらかしている。

魔都 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)

“偶然性（偶然）”の解説

偶然（ぐうぜん、en: contingency）とは、必然性の欠如を意味し、事前には予期しえないあるいは起こらないこともありえた出来事のことである。
副詞的用法では「たまたま」と同義。ある程度確実である見込みは蓋然と呼ぶ。対語は必然。また、偶然ないし偶然性は可能性の下位語に該当する。
(出典:Wikipedia)

偶	常用漢字 中学 部首:⼈ 11画
然	常用漢字 小４ 部首:⽕ 12画
性	常用漢字 小５ 部首:⼼ 8画