“保田”の読み方と例文
読み方割合
ほた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よろしい。それでは、こんどはきみだ。きみは千葉県の保田ほたの漁師だったね。ゆうべ、海の中で、なにをやったかいってごらん。」
宇宙怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
わたくしにも房州ぼうしゅうは始めてでした。二人は何にも知らないで、船が一番先へ着いた所から上陸したのです。たしか保田ほたとかいいました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あなたと別れてから、保田ほたへ参りましてな、岡本兵部というものの家へ、取敢えず草鞋わらじをぬぎましたが、そこでまず二つの収穫を得ました」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)