トップ
>
依怙地
>
えこぢ
ふりがな文庫
“
依怙地
(
えこぢ
)” の例文
この男の腹では、かうして置いて「さあ飼へ」と云つたら、いくら
依怙地
(
えこぢ
)
な森でも、閉口するだらうと思つたからである。
虱
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
神谷は、浮々と口笛をそれに合せ、北見せん子の
依怙地
(
えこぢ
)
に結んだ唇から、何かを読み取らうとしたのだが、彼女は、時々、舟べりに顔を近づけて、魚の群に見入つてゐた。
双面神
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
「よし/\何にかわけがあるだらう。若い者は飛んだところで
依怙地
(
えこぢ
)
になるものだ」
銭形平次捕物控:133 井戸の茶碗
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
併
(
しか
)
し
諸名家
(
しよめいか
)
が
菊塢
(
きくう
)
を
無祝儀
(
むしゆうぎ
)
で
取巻
(
とりまき
)
同様
(
どうやう
)
にする
間
(
あひだ
)
に、
菊塢
(
きくう
)
はまた
諸名家
(
しよめいか
)
を
無謝儀
(
むしやぎ
)
にて
使役
(
しえき
)
せしなり、
聞人
(
もんじん
)
といふものは
何
(
いつ
)
の世にても
我儘
(
わがまゝ
)
で
高慢
(
かうまん
)
で
銭
(
ぜに
)
も
遣
(
つか
)
はぬくせに、
大面
(
おほづら
)
で悪く
依怙地
(
えこぢ
)
で
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
“依怙地”の意味
《名詞》
依 怙 地 (いこじ, えこじ)
強情で自分の考えを押し通すこと。
(出典:Wiktionary)
依
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
怙
漢検1級
部首:⼼
8画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“依怙地”で始まる語句
依怙地者