はべり)” の例文
長嘯子ちょうしょうしのえらびたまへる諸虫歌合せの跡をおって、恋のこゝろのざれ歌をのばへはべるに、兎角とかくして夜もふけはべりし、江山風月こうざんふうげつ常のあるじなければ、しろをせむる大屋おおやもあらねど
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)