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伸縮
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のびちぢみ
ふりがな文庫
“
伸縮
(
のびちぢみ
)” の例文
と思いながら、絶えず拍子にかかって、
伸縮
(
のびちぢみ
)
に
身体
(
からだ
)
の調子を取って、手を働かす、鋸が上下して、木屑がまた
溢
(
こぼ
)
れて来る。
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
左右の手が、二本の棒を持ち、胸と顔との間を、上下に
伸縮
(
のびちぢみ
)
し、そのつど老人の上半身が、
反
(
そ
)
ったり
屈
(
かが
)
んだりした。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それでも
護謨紐
(
ゴムひも
)
のように弾力性のある二人の間柄には、時により日によって多少の
伸縮
(
のびちぢみ
)
があった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
如何
(
いか
)
にも
是
(
こ
)
れは仕様のない
奴等
(
やつら
)
だ、誰も彼も小さくなるなら小さくなり、
横風
(
おうふう
)
ならば横風で
可
(
よ
)
し、
斯
(
こ
)
う
何
(
ど
)
うも先方の人を見て自分の身を
伸縮
(
のびちぢみ
)
するような事では
仕様
(
しよう
)
がない
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
ここに最後の不思議と言えば、燐の
凝気
(
こりけ
)
が燈明の熱に解けて
自然
(
ひとりで
)
に
伸縮
(
のびちぢみ
)
して動き出したあの片頬と、猫板の上に遺して行ったおりんの墨跡とが、掻き消すように失くなっていたことだった。
釘抜藤吉捕物覚書:06 巷説蒲鉾供養
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
思いなしか一ツ一ツ
伸縮
(
のびちぢみ
)
をするようなのを見るから気が遠くなって、その時不思議な考えが起きた。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“伸縮”の意味
《名詞》
伸びることと縮むこと、又は、伸ばすことと縮めること。
(出典:Wiktionary)
伸
常用漢字
中学
部首:⼈
7画
縮
常用漢字
小6
部首:⽷
17画
“伸縮”で始まる語句
伸縮自在