トップ
>
伊之助
>
いのすけ
ふりがな文庫
“
伊之助
(
いのすけ
)” の例文
そう
想
(
おも
)
って見ると、金兵衛の家には美濃の大井から迎えた
伊之助
(
いのすけ
)
という養子ができ、九太夫の家にはすでに
九郎兵衛
(
くろべえ
)
という
後継
(
あとつ
)
ぎがある。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
長「え、
伊之助
(
いのすけ
)
さんと云う
一人子息
(
ひとりむすこ
)
で
好
(
い
)
い若旦那でさア、若旦那に済みません事でもございますか」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから二番番頭の
伊之助
(
いのすけ
)
さん、
時松
(
ときまつ
)
さん、
丁稚
(
でっち
)
、小僧さんから若い衆まで、一人も家を空けた者がないとは堅いことだね、いや大店の
躾
(
しつけ
)
はさすがに恐れ入ったものだ、——ところで
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
斯う庭の
面
(
おも
)
を
見詰
(
みつめ
)
ますと、生垣の外に
頬被
(
ほゝかぶり
)
をした男が
佇
(
たゝず
)
んで
居
(
お
)
る様子、
能々
(
よく/\
)
透かして見ますると、飽かぬ別れをいたしたる恋人、
伊之助
(
いのすけ
)
さんではないかと思ったから、
高褄
(
たかづま
)
をとって庭下駄を履き
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
半蔵は会所の方へ隣家の
伊之助
(
いのすけ
)
その他の宿役人を集めて相談する前に、まず自分の家へ
通
(
かよ
)
って来る清助と二人でその通知を読んで見た。各村とも三千
把
(
ぱ
)
から三千五百把ずつの松明を用意せよとある。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
「大根畑の左官の
伊之助
(
いのすけ
)
親方を御存じでしょう」
銭形平次捕物控:051 迷子札
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
伊
漢検準1級
部首:⼈
6画
之
漢検準1級
部首:⼃
4画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“伊之”で始まる語句
伊之
伊之吉