“仮死”のいろいろな読み方と例文
旧字:假死
読み方割合
かし83.3%
そらじに16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに脳がおしつけられてしまって、気が遠くなったり、仮死かしの状態となり、はげしいときにはそのままほんとうに死んでしまう。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
自分は、そら寝入りでいるつもりだったが、それから後は、底なしの沼へ落ちこんだよう——まったく仮死かしの眠りであった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
素戔嗚はあの美貌の若者へ、燃えるようなひとみを移した。が、彼はやはり藁の中に、気を失ったのか、仮死そらじにか、眼を閉じたまま倒れていた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)