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仮寐
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うたたね
ふりがな文庫
“
仮寐
(
うたたね
)” の例文
旧字:
假寐
気分を変えるため四時頃
風呂
(
ふろ
)
へ行って帰ったら、急にうっとりした
好
(
い
)
い気持に襲われたので、彼は手足を畳の上へ伸ばしたまま、つい
仮寐
(
うたたね
)
をした。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
愕然
(
がくぜん
)
として
仮寐
(
うたたね
)
の夢から覚めた時、失われた時間を取り返さなければならないという感じが一層強く彼を
刺撃
(
しげき
)
した。彼は遂に机の前を離れる事が出来なくなった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
昨夕
(
ゆうべ
)
は
何時
(
いつ
)
御帰りでした。つい疲れちまって、
仮寐
(
うたたね
)
をしていたものだから、
些
(
ちっ
)
とも気が付きませんでした。——寐ている所を御覧になったんですか、先生も随分人が悪いな。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
代助はその
香
(
におい
)
を
嗅
(
か
)
ぎながら
仮寐
(
うたたね
)
をした。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
仮
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
寐
漢検1級
部首:⼧
12画
“仮”で始まる語句
仮令
仮
仮面
仮借
仮名
仮初
仮髪
仮声
仮病
仮睡