仕掛じか)” の例文
けんとははなれぬところへ、あかたまと、しろたまげるおもちゃの噴水ふんすいや、ばね仕掛じかけのお相撲すもう人形にんぎょうる、露店ろてんならんでいたのでした。
青い草 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あの壺の蓋が明いて、博士の身体がバネ仕掛じかけで、この辺の高さまで飛び出して来たとすると、電磁石の働きで、この人造手足がピタリとはまるのです。
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
数字をかいた円盤は、エレベーター仕掛じかけになって上り下りできるようになっていた。それは樽ロケットをのせて二の扉のところまで下ると、第一の扉が横からすべりでて始めのように穴をふさぐ。
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)