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亡妻
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なきつま
ふりがな文庫
“
亡妻
(
なきつま
)” の例文
というのは、八十助の恋女房の露子が、この春かりそめの患いからポツンと死んでしまったため、彼は
亡妻
(
なきつま
)
を争った敵手のことなんかいよいよ忘れてしまったのである。
火葬国風景
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
死んだ児の泣き声——
亡妻
(
なきつま
)
のうらめしげな顔——火の車、地獄、鬼、赤い火、青い火。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
身に
入
(
し
)
むや
亡妻
(
なきつま
)
の
櫛
(
くし
)
を
閨
(
ねや
)
に踏む
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
武邊の君は
亡妻
(
なきつま
)
の
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
ぞっとして、うしろを振返った——
亡妻
(
なきつま
)
の顔が——血みどろになって——黒髪のあいだから怨みの眼を光らせて、自分の襟元へ、青白い手を伸ばしてきそうな心地が幾度もするのだった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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身に
入
(
し
)
むや
亡妻
(
なきつま
)
の
櫛
(
くし
)
を
閨
(
ねや
)
に
蹈
(
ふ
)
む
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
“亡妻”の意味
《名詞》
亡妻(ぼうさい)
死んだ妻。
(出典:Wiktionary)
亡
常用漢字
小6
部首:⼇
3画
妻
常用漢字
小5
部首:⼥
8画
“亡”で始まる語句
亡
亡骸
亡者
亡父
亡母
亡兄
亡霊
亡夫
亡人
亡魂