カア)” の例文
而も其中、最大切に考へられてゐるのは、カアの神・家の神・五穀の神・太陽神・御嶽の神・骨霊コチマブイなどである。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カアの神として、井の上に祀られてゐるものは、常に変つた形の鐘乳石である。此をもびじゅると言うてゐる。ある人の説に、びじゅるは海神だとあるが、疑はしい。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
昼は公然と村に来て、嫁入り先の家の水壺を満たす為に、カアの水を頭に載せて搬んだりする。男は友だちをカタラうて、花嫁のありかをつき止める為に、顔色も青くなるまで尋ね廻る。
最古日本の女性生活の根柢 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
昼は公然と村に来て、嫁入り先の家の水壺を満たすために、カアの水を頭に載せてはこんだりする。男は友だちをカタラうて、花嫁のありかをつきとめるために、顔色も青くなるまで尋ね廻る。
最古日本の女性生活の根柢 (新字新仮名) / 折口信夫(著)