五人囃ごにんばやし)” の例文
さうして二十ねんむかし父母ふぼが、んだいもとためかざつた、あか雛段ひなだん五人囃ごにんばやしと、模樣もやううつくしい干菓子ひぐわしと、それからあまやうから白酒しろざけおもした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そうして二十年も昔に父母が、死んだいもとのために飾った、赤い雛段ひなだん五人囃ごにんばやしと、模様の美くしい干菓子と、それから甘いようでからい白酒を思い出した。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)