“五串”の読み方と例文
読み方割合
いつくし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたいを問えば、一銭に五串いつくしであった。当時浜松辺で暮しの立ちやすかったことは、これにって想見することが出来る。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「えゝ……まけてけ、一番いちばん。」と、さらからねぢるやうに引摘ひつつかんで、べつ燒團子やきだんご五串いつくしへた。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)