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久原
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くはら
ふりがな文庫
“
久原
(
くはら
)” の例文
そんな名剣も貧乏神だけは
何
(
ど
)
うにも出来ないものと見えて、犬養氏は最近和田
維
(
つな
)
四
郎
(
らう
)
氏の
取持
(
とりもち
)
で、所蔵の刀剣全部を根こそぎ
久原
(
くはら
)
家へ売渡す事に
定
(
き
)
めた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
... 其蔵儲は今
悉皆
(
しつかい
)
久原
(
くはら
)
家の有に帰し居候。」按ずるに初編の「四月」は恐くは再三版であらう。藤陰は六月発兌の二編を、早くも五月末日に贖ひ得たのである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
たとえば
久原
(
くはら
)
に比ぶれば
渋沢
(
しぶさわ
)
は貧乏人であり、渋沢に比ぶれば
河上
(
かわかみ
)
は貧乏人であるというの類である。
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
やがて桟橋を離れて大海原に
浮
(
うか
)
むと
又
(
また
)
涼風が
膚
(
はだえ
)
にしみて寒い
位
(
くらい
)
である。私は
臥床
(
ねどこ
)
にはいる。朝七時半起床。もう
佐田
(
さた
)
の岬がそこに見え、九州の佐賀関の
久原
(
くはら
)
の製煉所の煙突を見る所まで来ている。
別府温泉
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
久
常用漢字
小5
部首:⼃
3画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“久原”で始まる語句
久原川
久原房之助