“両班”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヤンパン75.0%
ヤンバン25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その宰相の家には宣揚せんようと云うひとの秀才があったが、それが十八歳になると父の宰相は、同族の両班ヤンパンの家から一人の女を見つけて来てそれを我が児の嫁にした。
悪僧 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
今さら、朝鮮あたりの娘のことをここに引き合いに出すのもすこし突然ではあるが、両班ヤンパンという階級の娘の嫁に行く夜を見たという人の話にはこんなことがある。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
具氏の案内で徐丙奎氏の家を見せてもらう。石垣をめぐらした素晴らしい民家の中に囲まれて、この両班ヤンバンの住居は隠されていた。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)