不心中ふしんぢう)” の例文
考へ事をして歩いてゐたれば不意のやうにあはててしまいました、よく今夜は来て下さりましたと言へば、あれほど約束をして待てくれぬは不心中ふしんぢうとせめられるに、何なりとおつしやれ
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
から/\とをとこわらふにすこはづかしく、かんがごとをしてあるいてたれば不意ふゐのやうにあはてゝ仕舞しまいました、よく今夜こんやくださりましたとへば、あれほど約束やくそくをしてまつてくれぬは不心中ふしんぢうとせめられるに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)