トップ
>
下稽古
>
したげいこ
ふりがな文庫
“
下稽古
(
したげいこ
)” の例文
大きに
下稽古
(
したげいこ
)
なんかして行かなかろうものなら、面くらって、(先生私には出来ません。)といってみても返事をしない。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかしいつも血気の情に負かされた。眼の前が真赤になった。突然狂猛な
苛立
(
いらだ
)
ちにとらえられた。管弦楽の
下稽古
(
したげいこ
)
の時ばかりではなく、
公
(
おおやけ
)
の演奏の最中にもそうだった。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
その周囲はすべて低い石の
塀
(
へい
)
でその塀は白く塗られてある。その門の前へ出ましたが門前の所もやはり等級の低い僧侶が問答の
下稽古
(
したげいこ
)
をする場所でなかなか広いものです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
ある主婦が盗み食いをする下女を懲らすためにお菓子の中へ吐剤を入れておいた話も聞きました。スタルク嬢は
下稽古
(
したげいこ
)
でおそくなってやって来ました。この人はいつでも忙しい忙しいといっています。
先生への通信
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
それがお月様を飛越す
下稽古
(
したげいこ
)
でした。
少年・春
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
▼ もっと見る
すると彼女のほうから管絃楽の
下稽古
(
したげいこ
)
のおりに私をとらえに来ました——(私の第六交響曲をやってるときでした。)——幕間に彼女に会いましたが、彼女はやって来るとき
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
彼はその時、ある音楽会の
下稽古
(
したげいこ
)
につかまっていたからである。しかしその次の日に、彼は都合をつけて約束どおりフランクフルトへ行った。汽車で二、三時間ばかりだった。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
クリストフはちょうどそのとき、ある交響的合唱曲の
下稽古
(
したげいこ
)
にかかっていた。それはエマニュエルの詩に基づいて作曲したものだった。その主題が非常に彼らの気に入っていた。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
管絃楽の
下稽古
(
したげいこ
)
を指揮しに音楽会場へやって行かねばならなかったとき、パリーの生活と接触したとき、彼はなおしばらくの間はみずから眼をふさぎ、眼につくものを見まいとし
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「
下稽古
(
したげいこ
)
がありますから。」
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
稽
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕