“上風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うわかぜ50.0%
かみかぜ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広茫こうぼうたる一面の麦畑や、またその麦畑が、上風うわかぜに吹かれてなみのように動いている有様やが、詩の縹渺ひょうびょうするイメージの影で浮き出して来る。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
なんば、お上風かみかぜ吹かしたって、弱いもんいじめの命令には、服されん。禁止区ちゅうことを知らんじゃったもんじゃけ、これだけ、謝っとるんじゃ。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)