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上瞼
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うはまぶた
ふりがな文庫
“
上瞼
(
うはまぶた
)” の例文
太つた方は下を視るには視たが、垂れた
上瞼
(
うはまぶた
)
の下から、半分おこつたやうな、半分気味を悪く思ふやうな目をして、横ざまに己の顔を見た。
尼
(新字旧仮名)
/
グスターフ・ウィード
(著)
博士は指先で充血した眼の
上瞼
(
うはまぶた
)
を
撮
(
つま
)
んで、
酸漿
(
ほほづき
)
のやうに
引
(
ひつ
)
くり返さうとしたが、直ぐ鼻先に邪魔物が飛び出してゐて、どうも思ふやうにならない。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
左の肘を衝く。
上瞼
(
うはまぶた
)
が重くなる。八は寝てはならないと思ふのと、蚊に
螫
(
さ
)
されるのとで、
塞
(
ふさ
)
がる目を強ひて
開
(
あ
)
く。上瞼が又重くなる。又強ひて目を開く。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ね、若旦那、そうでせう。——安心なさるが宜い、お崎は
簪
(
かんざし
)
か何んかで眼を突かれたけれど、曲者は餘つ程あわてたと見えて、
上瞼
(
うはまぶた
)
を怪我しただけ、眼には
障
(
さは
)
りはない
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
瞼
漢検1級
部首:⽬
18画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟