トップ
>
三筋町
>
みすじまち
ふりがな文庫
“
三筋町
(
みすじまち
)” の例文
それから父と二人は二人乗の
人力車
(
じんりきしゃ
)
で浅草区東
三筋町
(
みすじまち
)
五十四番地に行ったが、その間の町は上野駅のように明るくはなかった。
三筋町界隈
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
そうして、柳町から六条へ移り、「新屋敷」の名が「
三筋町
(
みすじまち
)
」となり、三転して今の
朱雀
(
すざく
)
へ移って、「島原」の名を得たのが、寛永十八年ということで。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
以前用たしで浅草の
三筋町
(
みすじまち
)
を通った時に或る
葉茶屋
(
はぢゃや
)
になかなか好い狆がいたことを思い出したので、早速出掛けて行って見ると、店先にチャンとその狆はいる。
幕末維新懐古談:53 葉茶屋の狆のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
自動車は十二時過ぎの夜半の
街衢
(
まち
)
を千束町の電車停留所を左に
曲
(
カーヴ
)
し、
合羽橋
(
かっぱばし
)
、
菊屋橋
(
きくやばし
)
を過ぎて
御徒町
(
おかちまち
)
に出で、更に
三筋町
(
みすじまち
)
の赤い電灯に向って疾走して行きました。
陳情書
(新字新仮名)
/
西尾正
(著)
「今日はネ、
須賀町
(
すがちょう
)
から
三筋町
(
みすじまち
)
へ廻わろうと思ッて
家
(
うち
)
を出たんだアネ。そうするとネ、須賀町へ往ッたらツイ近所に、あれはエート芸人……なんとか言ッたッけ、芸人……」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
えゝ、浅草に
三筋町
(
みすじまち
)
と申す所がある。是も縁で、三筋町があるから、其の側に三味線堀というのがあるなどは誠におかしい、それゆえ
生駒
(
いこま
)
というお
邸
(
やしき
)
があるんだなんぞは、
後
(
あと
)
から拵えたものらしい。
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
三筋町
(
みすじまち
)
からこゝまで何時間かゝれァいゝんだ?」
春泥
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
学校の課程が済むと、小川町どおりから、神保町どおりを経て、九段近くまでの古本屋をのぞくのが楽しみで、日の暮れがたに浅草
三筋町
(
みすじまち
)
の家に帰るのであった。
呉秀三先生
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
筋
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“三筋”で始まる語句
三筋