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一重
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ひとかさ
ふりがな文庫
“
一重
(
ひとかさ
)” の例文
天子
(
てんし
)
さまはたいそう
頼政
(
よりまさ
)
の
手柄
(
てがら
)
をおほめになって、
獅子王
(
ししおう
)
というりっぱな
剣
(
つるぎ
)
に、お
袍
(
うわぎ
)
を
一重
(
ひとかさ
)
ね
添
(
そ
)
えて、
頼政
(
よりまさ
)
におやりになりました。
鵺
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
岸本は節子を呼んで、
箪笥
(
たんす
)
の
抽筐
(
ひきだし
)
を引出して見せた。園子の形見としてその日まで大切に
蔵
(
しま
)
って置いた
一重
(
ひとかさ
)
ねの晴着と厚い帯とが、そこに残っていた。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それから、また暫くあって、例の
一重
(
ひとかさ
)
ねの衣類を小腋にしたまま、屋形船に帰るところの机竜之助を見ました。
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
上から下までそっくり
一重
(
ひとかさ
)
ねと、それからあなたのお手許で御都合のできるだけのお金をお貸し下さいませ
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と言って、大野屋の娘に付き添いの男が祝いの供え
餅
(
もち
)
一重
(
ひとかさ
)
ねをお粂や宗太への土産にくれた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
一重
(
ひとかさ
)
ねの衣類でした。
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“一重”の意味
《名詞》
多層構造の一つの層。
《形容動詞》
(context、dated)一層。一段。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“一重”で始まる語句
一重瞼
一重羽織
一重物
一重目縁
一重咲
一重垣
一重差
一重桜
一重目
一重褄